畑の野菜たち
                        
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畑の準備
 畑の準備は正月明けから始まる
 ぼかし肥料づくりである。土壌の微生物の餌となる、基本的な肥料であるが、化学肥料万能の今の時代、作る人は有機栽培農家に限られてしまった。手間暇と体力が必要だからである。
 ぼかし肥はいろいろな作り方があるが、私は米ぬか主体に魚の油かすか菜種の油かす、鶏糞、それに、裏の竹藪からはんぺんと言われる白い煎餅のようなもの(これは竹に共生している発酵菌がかたまってできたもの)、あるいは、農協で売っている発酵菌を混ぜ、水を含ませてよく混ぜ、水で濡らしたわらをかぶせて寝かせ、わらに温度計を差し込んでおくる。
 発酵が始まると熱を持つので、発酵菌が死んでしまわないよう50度以上にならないよう、スコップで切り返して空気を入れ、毎日切り返しと水分補給を繰り返す。
 温度が上がらなくなったら発酵終わったしるしなので、これを広げて冷やし、乾燥させて紙袋に入れて保存する。大体3週間ぐらいかかる。これを春まで3回ほど繰り返す。

 2月中旬を過ぎると、いよいよ春・夏野菜の苗作りが始まる。
 左の写真は、レタスの苗床。

 これは春の白菜、ピーマン、トマト、ナス、シシトウの苗作りである。これはいささか、趣味的な実利を度外視した苗作りである。というのは、実際の野菜たちの苗は12月に農協から注文の知らせが回ってきて、そのとき、トマト、ミニトマト、ナス、キュウリ、ピーマン、カボチャ、スイカ、メロンとを10本づつ注文するからである。なぜ農協の苗か、というと、これらは皆、接ぎ木苗であり、私の技術では無理な苗だからである。

 ビニールハウスの外には雪が積もっている。もちろんビニールハウスには暖房設備などない。そのため苗床を二重にビニールで覆う。苗床に蒔いた種は、すくすくとは行かないが、けなげにも芽を出しなんとか育ってくれる。


 種から芽を出し、10cmぐらいになり、葉も4枚になった頃、一本づつポットに植え替えて一本立ちさせる。立春が過ぎたとはいえ、まだまだ外は寒い。一本立ちさせた苗は見るからにか弱く、育つのかな、という心配がよぎるが、野菜の生命力はそんな半端な者ではない。


 ブロッコリー

 白菜

 大根

 タマネギは暑さに弱いので、9月上旬に種を蒔いて苗を作り、11月下旬に移植する。冬の防寒のため、また肥料にもなるので米ぬかを根元にまく。来年7月に収穫である。


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