秋も深まった11月上旬、長野県(信州)南部の泰阜村にある女子カルメル会の黙想会のために、当地を訪れた。八日間の黙想会であるが、間に日曜日を挟み、その前後を入れると11日間という長丁場である。以下の写真は、その時に撮したものである。
飯田からJR飯田線(天竜川に沿った秘境線として有名)に乗り、温田(ぬくた)で下車。駅からはタクシーを拾うか、歩き(40分ぐらい)である。
修道院へは山側の道と天竜川沿いの道がある。山側の道を行き、そろそろ目的地に近づいてくると、このような標識があり、我科ヘの道を進む。大型車通行不可とある。
舗装された山道(村道)から修道院へ通じる道の入り口には、「カルメル会修道院」と表札がある。
天竜川沿いの山の中腹に修道院はある。天竜川とは300mほどの標高差があるだろうか。
日が沈んでいく先は、対岸の山である。
息をのむほどの大自然の美しさ。雄大な大自然に抱かれた修道院である。
宇宙に抱かれた修道院。
聖堂の窓から、対岸に墨絵のような世界が広がる。
深い谷を感じさせる。伊那谷の中でも、ここから下流に向かって深い谷が続く。
お手製の道路標識で、漆平野の方へ行くと見事な紅葉が見られた。
いかにも女子修道院といった清楚で慎ましやかなたたずまいである。